今回は小型船舶免許の実技講習について講習の様子をご紹介します。みなさん、実技講習の中で何が不安に感じますか?
スラローム?人命救助?後進?着岸?ロープワーク?
どれも不安に感じる方が多いように思いますが一番確実にお願いしたいのは言うまでもなく安全確認です。いつも講習の際にお伝えしますが全てパーフェクトに出来ても安全確認が出来ていないと100%不合格です。今回は安全確認は確実に出来ていると仮定して、不安に思われることが多い「着岸から係留」についてご紹介してみようと思います。さて一緒に着岸してみましょう!
「桟橋に青いフェンダーがぶら下がっているのが見えますか?そこに着岸して係留までお願いします」
着岸は桟橋にピタっと着けることが目標ではないです。桟橋から1mくらい離して止まりボートフックで桟橋に寄せて100点です。ピタっと着けようとすると多くの場合桟橋にぶつかります。誰でも車のように真横にピタっと着けたくなるのですがそれは失敗のもと。微速と中立をしっかり使ってゆっくりと桟橋に接近します。
スピードは要りません。中立の惰性を使ってゆっくりゆっくり。桟橋から1m離して平行になるよう操船します。
さぁあとちょっと。慌てない慌てない。桟橋に平行になったら必要に応じてギアを後進に入れて行き足を止めてやりましょう。(ここで後進と間違って前進に入れてしまいパニックになる方が非常に多いです。落ち着いて、落ち着いて。)桟橋を見て自船が止まったことを確認してボートフックで寄せて着岸です。そして係船。
ロープを持って下船します。本来は潮の干満の差を考えてある程度ロープを長く係船するのですがここでは乗り降りの安全性を考えて短くしています。今回は船尾側から係船しました。ここで確実にクリート止めが出来ているか、チェックされてますよ。ロープワークの練習も確実にお願いします。
はい、着岸、係船完了しました!
今回は小型船舶免許取得のための実技講習(着岸から係船まで)をご紹介しました。船舶免許更新・再交付センターでは楽しく確実に合格できるようサポートしておりますので是非チャレンジしてみてください(^^)
昨日の実技講習よりご案内しました。